住宅ローンは無理?増改築するときに使いたい優遇・制度

中古住宅を買って、自分の思い通りにカスタマイズした家に仕上げたい。
既存のプランじゃ納得いかない。介護をしやすいように自分の家にあった設計をしたい。
こんなふうに中古リフォームをして、家族が生活しやすい空間を自分でプランニングしたいというニーズは年々高まっているようですね。
住まいやすさを決めるのはそこで生活する家族です。
少し手狭になったり、二世帯に建て替えようか…など、増築を検討する場面もあるでしょう。
プランニングを依頼するとき、施工会社やデザイン設計会社を選ぶのと同じように、助成金制度や減税制度が適用できるかどうかも、合わせて調べてみましょう。

〇住宅ローンはリフォーム・増築もOK
新築住宅や中古住宅など、家本体の購入をするときでなければ、住宅ローンが使えないと思っている人もいるようです。
そんなことはありません。各金融機関や住宅金融支援機構でも、リフォーム向けの商品を鳥か使っています。
自己資金が無ければ増築できない?そんな心配は無用です。

●省エネ設計・耐震を考えた増築・改築を
せっかくリフォームするなら、長く安全、快適に住まうことができるようなプランニングをしたいですね。
そこで、新たに増築する箇所と、気になる設計部分や使いづらい箇所をまとめて見直してみるとよいでしょう。
特に耐震や省エネ設計を利用したリフォーム工事を依頼する場合、助成金や支援を受けられる自治体もあります。

●地方公共団体における住宅リフォームに関する支援制度検索サイト
国の税制優遇だけではなく、お住いの自治体が独自に支援や助成を行う制度を行っていることもあります。
検索サイトを使って、住まいのある自治体で行う助成制度や支援制度を調べてみましょう。
防災や省エネ、耐震化、環境対策などの支援分類カテゴリーがあり、補助の有無や施工者の要件有無など、多くの情報を閲覧することができます。

●リフォームローンと絡めてバリアフリー
住宅ローンやリフォームローンは、各金融機関・銀行によって取り扱う種類が異なります。利用できる要件にも縛りがありますので、きちんと確認して申込審査を行いましょう。

〇介護保険適用者がいればバリアフリー住宅ローンで
住宅ローンの申し込みには、年齢や収入要件などさまざまな条件がありますが、増築や改築を考えるタイミングとしては、介護を必要とする家族との同居が大きいのではないでしょうか。
そこで、高齢者向け返済特例制度がある住宅金融支援機構のるフォームローンなどを検討してみましょう。

●高齢者でもローンの申し込み可
住宅金融支援機構は、その制度に優遇される感がありますが、条件も若干厳しくなります。銀行ローンなら、15年以内の返済期間で、最高一千万まで。前年度収入の半分以内までの無担保ローンなども実在します。
しかし金利や断端信用保証の加入条件も関係しますので、借入要件をいくつか見積もって比べてみることをお勧めします。

【著 者   長 岡  利 和】


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