マイホームにこだわるなら 外観をきわめておしゃれに魅せる

住宅のイメージは、これまでの「和風か洋風か」の究極二択にとどまらず、最近は特に外観と内装のイメージギャップや、素材のよさをそのまま活かして雰囲気を演出する手法など、種類が多様化してきています。
いろんなテイストの住宅がありますが、いざマイホームをどのタイプにするか決めなければならなくなると迷ってしまうでしょう。
マイホームのイメージは、ズバリ第一印象でほぼ決まります。住宅のファーストビューとなる外観が、その家や住まう家族の印象を決めるといっても良いでしょう。

○万人受けするマイホームデザインの外観は
一般的に、住宅といえば「屋根のある四角い家」を想像する人が多いのではないでしょうか。子どもが家の絵を書くときに良くありがちな、三角お屋根の二階建て。これこそ、多くの人がイメージするマイホームのスタンダードになっているといえるでしょう。
新興住宅地でマイホームを新築する場合、建築条件は避けて通れませんが、おおむねこのタイプの住宅に合致するプランがいくつか含まれているものです。「夢のマイホーム」の王道プランであり、まずハズレがありません。しかし、代わり映えがなく他の家との差別化がしづらいという難点もあります。

○こだわりマイホームのポイントは外観にあり
「せっかくマイホームを建てるならオリジナル感を出したい」と思う気持ちも分かります。一軒の家を見た人は、内装とそこに住まう人、そして生活シーンすら想像します。その想像の始まりは「パッと見た印象」です。

●外観をおしゃれに魅せる素材使い例
マイホーム全体の構造やデザインにこだわっているおしゃれ住宅もありますが、こだわりが強くなる分だけコストが高くなります。そこで、手軽におしゃれ感を演出することができる外装素材に注目しましょう。
例えば、外壁を吹付けではなく耐久性のあるレンガ柄パネルにするだけで、本物のレンガを埋め込むよりずっとコストを抑えられる上に手入れも楽になります。また、好みの色味を選ぶことも可能です。
玄関周りやリビングの大窓、勝手口までのアプローチに木材の格子をパーテーション代わりに設置すれば、視線をさえぎらずにほのかに透かし、おしゃれな雰囲気を出せます。
角ばった造りのマイホームには、コンクリートを打ちっぱなしやガリバリウムを用いて無機質な外観を演出することもできます。

●マイホームの外観カラーとイメージ
やわらかさや温かみあるマイホームが理想であれば、ベージュ・ブラウン・ホワイト系に木目と土を基調とした天然素材を用いると、雰囲気を統一しておしゃれなイメージに仕上がります。
モダンな印象が好みなら、ダークグレー・アッシュ・炭調のツヤとホワイトを配置してメリハリのある色味を用いると良いでしょう。
マイホームをおしゃれに見せるポイントは、家全体に統一感を持たせることです。いろんなテイストがまざると、全体のイメージがぼやけて、ちぐはぐになってしまいます。
あれこれと欲張らず、外観・内装それぞれにテーマを決めて、統一感をもたせるように意識してマイホームをデザインしていきましょう。

【著  者   長 岡  利 和】


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