マイホーム購入の満足度を高める「時期」を知っておく

住宅を購入するにあたって、実に様々な決め事や契約、段取りと話し合いや手続きが発生します。そのすべてをクリアして、やっと自分の家として住ま鵜ことができるのです。

自分や家族が頑張ったり調べたりすれば完結するものから、申し込み・契約など二者または三者間で成立させるものもあります。すべてにおいて問題となるのは、そのタイミングと時期を逃さないことです。
スムーズにすべての決済が終えられれば問題はないのですが、中には期間の定めがあるものやタイミングを計る猶予を感じさせず、リミットが迫る事例もあるでしょう。
マイホーム購入経験者の話でも多くみられる「時期」にまつわる問題を知って、万が一の場合に慌てないような心づもりをしておくと、落ち着いた判断ができるようになります。

○中古・建売物件の見極め時期
不動産会社で購入者を募る中古住宅や、ハウスメーカーが販売する建売住宅では、現地の確認や内覧を随時行っている場合がほとんどです。
不動産会社としては、売却を希望する依頼者の意向にできるだけ沿う形で、売却時期や価格などを検討し、媒介契約を締結しています。
中古物件は早く購入者を決めたいという思いから、内覧や説明会に参加した人たちに、前向きなアクションを起こしそうな購入希望者が現れたらその旨を連絡する場合があります。
「誰かがお気に入りの物件の一つを買いそうだ」という話を聞けば、気がせいて「早く決めなければ」という気持ちになりがちです。ただ、複数の候補があり、その中の一つが別の人に売却されることが決定しそうなら、その時期こそ候補全体を再検討するタイミングと考えるべきでしょう。
焦って購入手続きを進めると、判断のきっかけがあいまいになり、購入後に後悔をしてしまいかねません。

○マイホームの瑕疵に気づく時期
購入後に引き渡しを受け、引っ越しを終えたマイホームに欠陥を見つけたとき、この見つけた時期と補償を受けられる期間には大きな関係があります。
マイホームを新築した場合、その主要構造部分や雨漏り防止に関する箇所は、住宅の品質等の確保に関する法律で10年間保証することが義務付けられています。室内なら2年間のアフターサービスもあります。
このような補償を瑕疵担保責任と呼びますが、補償期間は引き渡しから10年間(特約でこれ以下にすることはできません)、請求する場合は補修や賠償という方法をとるのが一般的です。ただ、構造部分に重大な瑕疵があり、マイホームに住み続けることができない時は、契約解除可能です。

○住宅ローン繰り上げ返済の時期
住宅ローンの繰り上げ返済をする時期でベストなのは、年末ではなく年明けでしょう。これは年末ローン残高によって控除額を判断するためです。ただ、まとまったお金が準備できたからと言って、住宅ローン控除を受けている間に大きな繰り上げ返済をすると、大幅に残高をへらし、控除対象外となる場合があります。 繰り上げ返済の時期と金額は、ローンを申請した金融機関に相談してみるとよいでしょう。

【著  者   長 岡  利 和】


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