どうして中央線のしかも中野に人気が集まるのか

東京で生活する人は、毎日混雑と遅延、人の多さに身を置くことがどこか当たり前になっています。
都心から離れたところでベッドタウン化が進行し、都心に近い場所でも、田園調布や白金は高級住宅街としてブランドイメージをしっかりと確立しています。
住まうところと仕事や遊ぶところは、少しでも離れていたほうが生活にメリハリがつきそうなイメージがありますね。
とはいっても、メリハリを生む移動時間は、可能な限り混雑せずに短いほうがいい…。
欲張りに思えるかもしれませんが、この思いを実現できる場所が、中央線沿線の中野駅周辺でしょう。住まうところと集うところ、それぞれの良さを持ち合わせた、奥深い独特の雰囲気が、中野駅にはあります。

〇中野駅周辺は一人にやさしい空間
就職や進学がきっかけで上京した若者にとって、知り合いや友達がいない東京は何かと不安要素が多いものです。ちゃんと移動できるか(迷子にならないか)、沿線が複雑すぎて乗り継ぎが難しい、お店も知らないからコンビニに頼ってしまう…。こんな緊張と楽しみがない毎日を過ごしていると、そのサイクルでしか生活ができず、ライフスタイルも変わりません。
東京は、変化と楽しみをあらゆる方向からいろんな角度で楽しめる場所です。
世界的に見ても、多くの注目すべきカルチャーを発信している場所。
せっかくなら、中野のおひとり様ライフを楽しんでみるのも良いでしょう。しかし、ファミリー向けマンションや戸建てが並ぶ区画もありますし、家族で楽しめるポイントも押さえておきましょうね。

〇一人で寄れるところが多い 中野エリア
東京生活をスタートしてほどなく、中央線を利用して車窓を覗けば、中野付近についたことを街並みで感じられる様になるでしょう。
近年、中野駅には企業や就学施設が多く進出し始めました。
そこで、お昼時になると、どこからともなく駅前周辺に人が集まってきます。
昼時のランチを求めて集まる中野駅付近は、お店の前に行列を作る光景もさほど珍しくありません。
店内飲食でランチを提供する店も多いですが、移動販売車を乗り入れて、ハンバーガーやカレー、サンドイッチ、お弁当ボックス、コーヒーを定時販売する光景もよく見ます。
曜日によって、ランチメニューや移動販売が入れ替わったり、場所によっても異なるので、ランチのバリエーション(食べる楽しみ)が広がります。

〇中野は新旧が集う街
サブカルで有名な中野ブロードウェイがあるかと思えば、ランクアップアイテムがそろう中野マルイもあり、幅広い年齢層を一手に担う品と店舗がそろう中野セントラルパークもある…。生活シーンはそれぞれでしょうが、まず買い物や嗜好趣味で困ることはないでしょう。 
古きよきものを大切にし、新しいものを早く発信する。新旧混在した面白みを感じる中野駅の雰囲気は、中央線沿線にある他の駅周辺と、一味違った空気を感じるでしょう。

【著  者   長 岡  利 和】


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