井の頭線利用者にとって深刻な上りと下りの混雑状況

東京都内の移動は、電車運行ダイヤと乗り換えをスムーズに行うのがポイント。なかでも、利用客が多い朝の通勤ラッシュと、夜の帰宅ラッシュや終電時間を、いかにして楽に移動するかを常に考えながら移動しなければなりません。
地方から上京した人は、まずその本数の多さに驚き、続いてどの便に乗車しても相応に人が多いことに驚くといわれています。
朝の通勤ラッシュは、乗車率200%近くになる主要線もあります。その時間帯に移動した人たちは、いくらか分散しながらも、夜になれば帰路に就くことになります。下り線の混雑が想像できますね。

〇京王井の頭線で混雑が激しい下りの駅は
前述したように、東京の沿線を利用して移動する人たちは、乗り換えの時間と運行ダイヤを上手く取付します。そのため、別の沿線(地下鉄・JR)へ乗り継ぎをすることができる主要駅は、いずれも混雑が予想されます。
始発駅なら座って乗車するのが理想ですが、下り線の場合は、始発の時点ですでに多くの乗客がひしめき合っている状況がスタートになります。
井の頭線「渋谷駅」を出発して、主要線に乗り継ぎ可能な明大前駅までは、それ相応の乗客の多さは否めません。中でも渋谷駅・神泉駅間は、乗車率150%に及ぶほどで、中央線と同等の混雑ぶりです。

〇混雑が予想される通勤時の井の頭線駅は
京王井の頭線は、京王線、相模原線と利用客全体を比較すると、落ち着いて乗車することができる沿線です。明大前は他の沿線と乗り換えが可能な主要駅ですので、乗車率というよりも、駅の混雑ぶりが激しくなる傾向があります。
通勤時の混雑も、他の地下鉄と比べれば落ち着いた雰囲気で乗車することができるでしょう。全体的に、他のモノレールや中央線と比べると(座って乗車は難しいかもしれませんが)わりに、ゆったりと乗りやすいのではないでしょうか。

〇井の頭線最終電車のポイント
渋谷発の井の頭線深夜帯運行ダイヤを見ると、深夜0時台に急行と各駅が交互に10本走っています。ただ、通勤ラッシュ時間帯以外のダイヤとほぼ同じ運行なので、急行停車駅では利用客で混雑する状況も考えられます。

〇渋谷駅の改装で井の頭線にも影響?
井の頭線の始発でもある渋谷は、現在開発工事期間に入っています。これから工事の進み具合によっては、ホームの移動や設備工事によって、人が集まる時間帯こそ窮屈に感じることもあるでしょう。
井の頭線に限っては、他の線と比べて、混雑時の乗車率も低めなので、わりとゆったりした気分で乗車できそうですが、一部痴漢行為が多い沿線とも言われています。
深夜の女性一人帰宅の方は、特に注意が必要です。外套のある通りを選んで慎重に帰宅しましょう。

【著  者  長 岡  利 和】
 

 


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