JR中央線の遅延情報更新が多すぎる件

東京近郊に住む人の足となって、すっかり日常の移動手段となっている電車(鉄道)。通勤や通学に利用する人の数がとてつもなく多いことは、東京在住者でなくても知られていること。通勤ラッシュ時の満員電車に乗り合わせるときの過酷な様子や、常に込み合って座れない主要沿線の混雑具合は、都会を象徴する代名詞のようにも思われます。
毎日電車を利用している人は、ただでさえ混雑して窮屈な電車内にうんざりしてしまうのに、更に頭を悩ませるのが「遅延時」です。

○JR中央線は遅延が恒常化?
電車は、ダイヤに沿って運行をするため、本来ならば遅延があるはずのない乗り物です。稀に天候や事故の発生によって、遅延や折り返し運行を行うことは地方でも知られていますが、特に中央線などJR沿線での遅延は日常化しつつあります。

●5分の遅れは許容範囲?遅延頻度が多い
関東近郊は、JRと私鉄列車を含めて相当な数の沿線と駅が備わっています。人口が多く移動時間帯も重なることが多い社会人や、学校の始業にあわせて通学する学生が、常に電車内で攻防を繰り広げ、すし詰めのような状態の中移動をしています。
その苦労だけでも充分ですが、さらに電車の遅延情報が入ると、乗車する人の気持ちはむしろあきらめに近いような気分になるほど、日常的な電車の遅延が繰り返されているようです。

○遅延前提?中央線で電車の遅延はめずらしくない
実は私鉄でも電車の遅延が問題になっていて、10分以上遅れがでることも年間を通して特別なことではありません。

●JRは遅延沿線top3に入るほど
国土交通省が行った(交通対策審議会調査による、)電車の遅延についての資料で、もっとも多く登場するのが「埼京線・川越線」です。この沿線はトータル距離が非常に長く、正確に時間を管理しながら運行するのは、それ相当な経験をした運転士でも難しいよう。運行距離が長ければ付近で起こっているトラブルや事故に掛かる頻度も多くなります。
中央線も例外ではありません。新宿まで延びる沿線で利用者が多い反面、運行距離がながいため時間的ずれが大きくなります。

○アプリや速報で遅延情報を確認
電車の遅れによるダイヤの乱れは、更に多くの本数に影響を与えます。JR中央線を利用している人は、遅刻をしないための対策をするなど、頻繁に起こる遅延に対する策を講じる人も多いようです。

●情報を早く手に入るメリット
学校や職場などにのぞんで遅刻する人はそう多くいないでしょう。できる限り情報を集めて、混雑し始めた沿線や、事故現場の混雑に飛び込まないように、乗車する前にはアプリやニュース速報をチェックするという人も多く要るようです。
遅延が生じて苦情を伝えるより、起こる前に上手に対処する心がけは,中央線を利用する限りしばらく続きそうです。

【著  者   長 岡  利 和】


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