中央線(東京都心近く)の毎日 混み具合と利便性は

東京住まいの経験がない人にとって、首都圏では当たり前に繰り返されている毎日の通勤ラッシュはなかなか想像がしづらいでしょう。
また、関東圏にいても都心にあまり出向くことがない人は、その混み具合に驚かされると言います。
人が多く、活気あふれる東京都心に程近く、利便性の高い中央線沿線での混み具合について考えてみましょう。

○中央線で混み具合がひどいのは
都心では、どこかしこで激しい通勤ラッシュのような混雑が、時間帯を問わずに繰り返されているというイメージを抱いている人もいるでしょう。
また、都心に近い中央線や京王線の付近は、賃貸アパートやマンションの家賃も高く、非常に住まいづらい所と言う想像をしている人もいるかも知れません。
混雑が激しくなるのは、朝の通勤ラッシュ時間帯と、夕方から夜にかけての帰宅ラッシュです。それ以外にも、近隣に学校があったり、都心に買い物や娯楽に向かったりする人の流れは絶えずあります。
しかし、人ごみを掻きわける程の混み具合が起こるのは、一日の内のほんのわずかな時間です。
特に、中央線は都心部との連絡が非常によく、ビジネス街や中心部に向かう利用者が集中しやすいため、朝7時半から9時前までの通勤時間帯は、文字通り「人があふれる」という混雑があります。

○常に混み具合がひどいわけではない? 
この時間帯以外は、さほどひどい混雑はなく、比較的ゆったりと移動することができます。そして、混み具合が激しくなるのは、都心部に近くなってからです。
始発駅となる「中野、三鷹、武蔵小金井、立川、豊田、八王子、高尾」から乗ることができれば、割とスムーズに中央線を行き来することもできます。

○時間をずらして快適に通勤
平日の中央線各駅停車ダイヤのなかでも、連絡とアクセスの良い中野駅を見ると6時台に5本、7時台と8時台に6本ずつ運行しています。
およそ10分に一本の割合で往来がありますし、混雑する新宿までの所要時間は各駅停車でも7分程度です。通勤時間より数本分早い電車に乗るように心がけておくと、意外にすんなりと席に座れた、という話もあります。
特に中野駅や三鷹駅は、総武線との連絡駅としても利便性が高く、中央線とのいずれかで、時間帯によって利用する線を分けるという方法でラッシュや混雑を回避することもできます。

○快速列車の混雑は避けられない
人が多いうえに、早く到着したいビジネスマンが一気に集中するのが快速列車です。各駅停車よりもずっと混雑が激しくなります。快速列車の始発本数が多いのは(中央線の端)高尾駅ですが、混み具合のひどい時間帯をなるべく避けて、各駅電車を上手く活用しながら、自分にあった通勤サイクルを見つけてみましょう。

【著 者  長 岡  利 和】


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