マイホームを今購入する場合のリスクとは

金利の低さから、マイホーム購入を思い切る人が増えているという話。さぞいろんなところで話題になっているでしょう。このコラムでも、超低金利時代とマイホーム購入の話は何度となく取り上げてきました。

金融機関は、これまでに無いような超低金利時代をどう切り抜けるかと、様々な作戦を練っています。その作戦のなかには、固定金利と追加サービスへの加入等を条件にして、将来の金利を優遇するという商品も登場しています。
いまこそ住宅を購入するチャンスかのように、超低金利を糧にしてどんどん融資をしている金融機関ですが、流れはこのまま続くと思いますか?時代としては追い風ですが、伴うリスクは常に考えておく必要が有ります。

○今が最高の融資条件 これから先のマイホームは…
今、まさに購入を決めて住宅ローンの融資を受けようとすると、どのくらいの時間が掛かると思いますか?借換なら、現存している住宅があるので、担保等にためらうことも有りません。
正当な評価と信用調査を行って審査が完了し、手続きが全て終了するまでに早くても1ヶ月は掛かります。

●これから分譲開始の建売マイホームを購入するときは
ご近所同士で、「あのエリアで始まる分譲建売住宅は人気が高いらしい」「中心部の高層マンション計画は価値がこれから上がるらしい」などと言う噂を耳にすることもあるでしょう。
不動産の価値は、その時々の景気と大きく関わります。いわば水物です。1990年台のバブル崩壊から、一気に景気が急落したという日本の不景気没落を経験している人なら、すぐに想像が付くのではないでしょうか。その噂も今時点のもの。
先行して分譲申込みを行っている間は評判も良かったけど、実際に建設完了した頃には国政も変わって、景気対策も形が変わっている可能性の方がむしろ高いといえるでしょう。不動産価値判断に、絶対はないのです。その不確定な噂や付け焼き刃的な、景気刺激案に乗っかって金利が上がれば、増えるのは破綻率かもしれません。

●今の状態が続くという考えそのものがリスクに
自分たちにとって、都合の良い事情が長らく続いていると、「これからずっとこの調子で時代はすすむのではないか」という思い違いもしたくなりますね。特に、お金や価値換算が流動的な不動産は特別です。半ば願望にも似た都合のよい未来予想は、堅実に返済をしていかねばならない住宅ローンという借金への考えを甘やかせてしまいます。
購入した後に「実はこんな金利と返済額になりました」と、返済する金額が変わるのが住宅ローンです。35年固定金利もありますが、この場合申込み時点で他より高い保証料等の費用が掛かっています。
今が超低金利なら、これから更に下がりつづけて…という甘やかな期待はもう限界でしょう。これから上昇に転じた時の金利返済リスクを十分に想定して、住宅購入を決めるようにしましょう。


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