マイホームの契約取得方法 パターン4

戸建てのマイホームを手に入れる方法としては、新築する以外にもいくつかの方法があります。新しい家に住まうことが最も望ましいと考える人も多いでしょうが、一から家を建てると費用もその分大きくなります。
予算と費用のバランスを考えながら、お得にマイホームを手に入れる方法を探ってみるとよいでしょう。

○建売住宅の契約
土地と建物をセットで販売している建売住宅は、それぞれの物件を別々に考える手間が省けるため、マイホーム探しに時間がかからないというのがメリットとして大きく注目されます。

売買だけではなく、住宅ローンの契約も一本で済むことが多く、資金面でも有利に感じるポイントが多いでしょう。ただし、住まい方や間取り、設備があらかじめ決まっており、自分たちの理想の形に使用や設備を変えられるわけではありません。建売の多くは住宅メーカーやリフォーム業者がお得に建てられる宣伝用として、パッケージしている住宅が多いので、多少の妥協が必要となってくる場面も出てくるでしょう。

○売り建て住宅
売り建て住宅とは、土地を販売している分譲住宅地に多く、あらかじめ建物を依頼契約する業者が決まっており、建物と土地をセットで販売するものです。
土地の売買契約をまず締結しますが、それからおよそ3か月以内に建物の建築請負契約を成立させられなかった場合に、土地の契約にさかのぼって解約となります。

建物の設備や間取りを自由に選択することができますが、あらかじめ依頼をする建設業者が決まっていますので、その業者が得意とする商品や取扱い構造、工法に縛りが出てきます。理想のものと合致すれば、何ら問題なく、都市部や地方でも人気のあるエリアでよくとられる販売手法です。

○中古住宅を探して契約
既存の建物とその家が建っている土地を合わせて、セット購入する場合が多くなります。
そもそもは、現存している住宅をメインに選択をすることが多くなりますが、実際にその住宅をマイホームとして購入する場合には、リフォームも含めて別途費用が発生することを考慮しておく必要があります。

ただ、建物の築年数や性能、設備の充実度によって販売価格も様々です。それまでマイホームとして使っていたオーナーがどの程度メンテナンスを行っていたか、また修繕箇所がどの程度補修されているかなども含めて、契約時には確認作業と契約内容を熟読しておきましょう。契約を締結した後に、瑕疵が見つかったり、契約以外の補修箇所が見つかった場合にトラブルとなることがあります。

○契約とマイホームの取得(まとめ)
様々なマイホームの契約方法がありますが、どのポイントを優先するか、またこだわりたい部分はどこかなどの条件によって、契約の仕方や探し方が変わってきます。時間・コスト・間取りや工法設備、このような条件を加味して、自分にあったマイホームの探し方を考えてみてはいかがでしょうか。

【著 者   長 岡  利 和】


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