井の頭線ダイヤ改正 混雑する時間帯の運行チェック

2018年2月22日、京王電鉄は京王線と井の頭線のダイヤ改正をスタートしました。
これまで、通勤時間帯に混雑する様子や、ラッシュ時に利用する通勤通学客の声を聞くことも多かった井の頭線。
利用する立場の人としては、自分が電車に乗る時間帯の本数や運行時間がどのように変わるのか、注目したいニュースだったでしょう。

〇京王電鉄発表 ダイヤ改正の特徴
すでに2月22日の始発より、京王線と井の頭線では改正ダイヤでの運行が始まっています。どんな点が変わったのか、軽く触れておきましょう。

●変更が大きかったのは京王線
京王グループとしてダイヤの改正を発表するとなれば、利用者自身がいつも使っている最寄り駅にどんな変更が加えられるのかに注目するでしょう。
今回、京王電鉄が発表したダイヤ改正で、大幅に変わったのはやはり「京王線」。井の頭線は主に連絡便への配慮と終電の時間改正にとどまっているようです。

●利用混雑より所要時間に絞ったダイヤ?
電車のダイヤ改正が行われるときには、利用客が増える時間帯の増便を期待してしまいます。
できるだけ混雑を避け、利用時間を今より楽に過ごせるかどうかが、ダイヤ改正の良しあしを分けることになります。
今回の京王線と井の頭線のダイヤ改正で受けた印象は、ズバリ「時間の短縮」です。
確かに、京王線朝の通勤ラッシュ時間帯(平日)で、上り特急を合計6本増便している点には評価が大きいでしょうが、井の頭線を利用する人にとっては、明大駅前駅との連絡も気になるところ。

〇混雑した利用時間を短くするための取り組み
今回の京王電鉄ダイヤ改正のポイントは、「夜間時間帯のニーズ対応」と「京王ライナー増発」。
前述したように、朝の上り準特急を増便しているのに対し、夕夜間の時間帯下り準特急の増便数は19本で、合計25本となります。
都心部から深夜帯に帰宅する利用客のために、対応策を練った感が強く感じられます。

●井の頭線のダイヤ変更点は
吉祥寺発明大前行きの電車が新設されました。これまで、吉祥寺発の最終は0時13分発の渋谷行きでしたが、改正後は明大前行き0時20分発(明大前到着は0時35分)になります。
ダイヤが変更になると、その便を利用する人以外にも、時間の変更や乗り合い時間の狂いが生じやすくなります。何度か利用すると、その感覚も身についてくるでしょうが、慌てて出勤(退勤)してうっかり便を間違えた…というような、乗り間違えには注意しましょう。

【著  者   長 岡  利 和】

  
 


投稿日

カテゴリー:

最新記事一覧